なぜこの道を選んだのか、これからどこへ向かうのか
2025年04月03日
一度くらいは、いわゆる“定型的な自己紹介”ではなく、
「なぜこの道を選んだのか」、「これからどんな未来を描いているのか」を、じっくりと言葉にしてみたいと思った。
これまでも何度か言及してきたけれど、このブログは僕にとって、現場に出てからも定期的に自分を振り返るためのスケッチブックのような存在でありたいと思っている。
だからこそ今回の文章も、誰かに“読まれるため”というよりは、数年後の自分自身が読み返したときに、今の思考や方向性がどう変化したのか、どんな選択をして何を達成できたのかを確かめるための記録として綴ってみようと思う。
バックエンドを選んだ理由
昔は“ウェブマスター”とか“ウェブプログラマー”なんて呼ばれていて、今のようなバックエンドとフロントエンドの境界なんて、そもそも存在すらしていなかった。
いわば“フルスタック”がデフォルトだった時代。
やがてAJAXやjQueryの登場をきっかけに、徐々にフロントエンドという概念が生まれ、分業が進み、いまやまったく異なる開発の世界がそれぞれに広がっている。
そんな時代の流れの中で、僕は開発という世界に足を踏み入れるにあたり、どちらかを選ばなければならなかった。
そして、その時から今に至るまで、ずっと変わらない考えがある。
「バックエンドは歯茎、フロントエンドは歯である。」
たとえ歯がなくても、歯茎さえあれば噛むことはできる。
でも、歯茎がなければ歯は自立すらできない。
もちろん、フロントエンドの重要性を軽視しているわけじゃない。
僕自身ファッションやデザインも好きだし、趣味で絵を描くくらいには視覚的な美しさや感性の価値も知っている。
でも、「どちらが先に存在すべきか」と考えたとき、僕にとっての答えはバックエンドだった。
そして、もし最終的にフルスタックを目指すなら、フロントからバックエンドに入るよりも、バックエンドからフロントに移るほうが自然な流れだと感じている。
Pythonを選んだ理由
一言で言うなら――
メインストリームより、自分の感覚に合う道を。
韓国の開発業界は “Java共和国” とも呼ばれる。
官公庁・大企業が主導するSI案件が中心の構造で、安定性が絶対視されるその世界では、Java(Spring)のシェアはちょっと大げさに言っても90%近い。
だからこそ、ほとんどのブートキャンプもJava中心だったし、選択肢として現実的だったのはPythonくらいしかなかった。
でも僕は、そんな「型にはめられた技術選択」がどうにも好きになれなかった。
王道よりも、自分にとって自然で納得できるものを選びたかった。
その選択こそが、自分自身の価値観やスタイルを表現することだと思った。
結果として、日本ではPythonは韓国以上にマイナーで、「Python = AI」というイメージが根強く、求人情報でもバックエンド言語というよりは機械学習寄りに扱われていることも多い。
でも、もう9ヶ月以上もPythonと向き合ってきた中で、十分に結果を出してきたし、不満はない。
就職のために他の言語に切り替えるのではなく、今はこの選択を信じてもう少し深く掘り下げてみたい。
DjangoではなくFastAPIを選んだ理由
これは“ヒップスター気取り”ではない。少なくとも、最初から狙って選んだわけではない。
当時のブートキャンプでは Flask → Django → FastAPI の順に学ぶ構成で、Djangoが一番ボリュームも大きかった。
Flaskの課題では、既存のテンプレートを少し改造して出力結果を出す簡単な心理テストアプリを作る内容だった。
でも、「なんか嫌だな」って思ってしまった。
誰かが書いたコードを分析するのも面白くなかったし、「どうせ作るなら一から自分でやってみたい」という思いが強かった。
だから、Flaskの講義を最初から見直して、構成から全部自分でやり直した。
結果的にそのプロジェクトはメンターにも評価され、後輩にも参考資料として使われたと聞いている。
その後、チームプロジェクトが崩壊して一人で開発を進めることになったとき、フレームワークの選択は完全に自分に委ねられた。
DjangoもFastAPIもほとんど学んでいない状態だったけど、Flaskに慣れていた自分にとっては、より発展的な構造を持つFastAPIが自然な選択だった。
結果的に、この選択は僕の性格にも、スタイルにも一番合っていた。
DevOpsに惹かれるようになったきっかけ
さっきまで話していたそのプロジェクトこそ、今あなたが読んでいるこの cliche.life だ。
チーム崩壊のあと、残された時間はたったの1週間。設計から実装、デプロイまですべてを一人でやるしかなかった。
時間はなかったけど、“一度動かして終わり”ではなく、ちゃんとしたMVPとして動くものを作りたかった。
発表の日、他チームは git pull でどうにかしてたけど、僕のプロジェクトだけはGitHub Actionsで自動配布されていた。
その瞬間、やっとメンターの教えの本質を理解した。
「Dockerは神である」
それからは、GitHub ActionsによるCI/CD、ELK Stackによるログ管理など、「かっこいいから」ではなく「必要だから」導入した技術が自然と増えていった。
今後の目標と理想の開発者像
今の目標は明確だ。まずはバックエンドで実務経験を積み、ゆくゆくはDevOpsの分野までスコープを広げたい。
もちろん、DevOpsは新卒で簡単に飛び込める領域ではないことも分かっている。
だからまずは、実際にプロダクトを運用する経験を積みながら、「開発と運用の両方が分かるエンジニア」へと育っていきたい。
最後に
僕は欲張りだ。
バックエンドも、DevOpsも、セキュリティも、時にはデザインすらもやってみたくなる。
でもそれは、“なんでもできるようになりたい”というより、“システム全体を理解したい”という欲望だと思う。
僕の理想は、単にコードを書くエンジニアではなく、システムの全体像・流れ・文脈を設計し、運用まで考えられるエンジニアになることだ。
これからどんな選択をするにしても、その選択は自分の手で決め、自分の責任で進めていく。
このブログはそのすべての過程と記録、そして成長の証として、
いつか誰かにとって小さなヒントや勇気になれたら嬉しい。
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